BC30002 「型’Global.Microsoft.~’ は定義されていません」の対処法

はじめに

ここでは、プロジェクトをVisual Studioでビルドした際に発生するBC30002エラーの対処法について詳しく説明します。このエラーは、.NET Frameworkから.NET Coreへプロジェクトを移行する際によく見られる問題です。以下に解説します。

前提条件

・プロジェクトのフレームワーク….NETFrameWork4.8

・言語…VB.Net

・開発ツール…VisualStudio2022

詳細

.NETFrameWork4.8で作成されていたプロジェクトを.NetCore8.0にアップグレードしてからビルドした際、以下のエラーが出ました。

①BC30002 型 ‘Global.Microsoft.VisualBasic.ApplicationServices.User’ は定義されていません。

②BC30002 型 ‘Global.Microsoft.VisualBasic.Devices.Computer’ は定義されていません。

➂BC30002 型 ‘Global.Microsoft.VisualBasic.MyServices.Internal.ContextValue’ は定義されていません。

④BC30002 型 ‘Global.Microsoft.VisualBasic.ApplicationServices.ApplicationBase’ は定義されていません。

これらのエラーは、特定の型がプロジェクト内で認識されていない場合に発生します。これらの型は、主にWindows Formsアプリケーションで使用されるものであり、.NET Core環境ではデフォルトで提供されていないことが原因です。

対処方法

BC30002エラーを解決するためには、プロジェクトファイル(.vbproj)を修正する必要があります。具体的には、PropertyGroupタグ内に特定の設定を追加することでエラーを解消します。

手順

①プロジェクトファイルを開く

Visual Studio 2022で対象プロジェクトを開き、ソリューションエクスプローラーでプロジェクトファイル(.vbproj)を右クリックして「プロジェクトファイルの編集」を選択します。

②設定の追加

PropertyGroupタグ内に以下の設定を追加します。この設定により、Windows Formsのサポートが有効になり、必要な型が認識されるようになります。

ここで、<TargetFramework>タグはプロジェクトのターゲットフレームワークを指定し、<UseWindowsForms>タグはWindows Formsの使用を有効にします。また、<MyType>タグはVB.Net特有の設定であり、Windowsを指定することでMy namespaceの機能が有効になります。

 <PropertyGroup>
    <TargetFramework>net6.0-windows</TargetFramework>
    <Platforms>x64</Platforms>
    <UseWindowsForms>true</UseWindowsForms>
    <MyType>Windows</MyType>
  </PropertyGroup>

 

➂プロジェクトの再ビルド

設定を追加した後、プロジェクトを保存して再ビルドします。これにより、BC30002エラーが解消されるはずです。

エラー解消の背景

BC30002エラーが発生する理由は、.NET Coreではデフォルトで提供される機能が異なるためです。特にWindows Formsアプリケーションで使用される特定の型は、明示的にプロジェクトファイルに設定を追加しなければ使用できません。この設定を追加することで、必要なライブラリが正しく参照され、エラーが解消されます。

まとめ

BC30002エラーは、.NET Frameworkから.NET Coreへの移行時に発生する一般的な問題ですが、プロジェクトファイルに適切な設定を追加することで容易に解決できます。特に、<UseWindowsForms>タグと<MyType>タグの設定が重要です。これらの設定を正しく行うことで、Windows Formsアプリケーションの移行がスムーズに進みます。この記事で紹介した手順に従い、エラーを迅速に解決し、スムーズな開発環境を構築してください。また、常に最新のドキュメントやコミュニティリソースを活用し、最新の情報を取り入れてください。

オンラインでコスパよく勉強するならこれ!

「新しいスキルを学びたいけれど、まとまった時間が取れない…」そんな悩みを持つ方にぴったりの選択肢が、オンライン学習です。プログラミングからデザイン、ビジネススキルまで、幅広い講座が揃う学習プラットフォームが注目されています。

このプラットフォームは、講師と学びたい人をつなぐ場として、多くの受講生が世界中から利用しています。さまざまなジャンルの講座があり、自分のペースで学習を進められるのが大きな特徴です。


いつでも学べる、オンライン学習の魅力

1. 世界中で利用される大規模プラットフォーム

このオンライン学習サービスは、世界中で多くの人に利用されています。13のカテゴリと21万以上のコースが揃い、フィットネスやマーケティング、音楽など、ITスキルだけでなく多岐にわたるジャンルから学びたい内容を見つけられます。例えば「Pythonを学びたい」といった具体的な目的があれば、すぐに適した講座が見つかりますし、トレンドに沿った最新のテーマにも簡単にアクセスできます。

2. 買い切り型で視聴期限なし

講座は一度購入すれば、視聴期限なしでいつでも見返すことができる買い切り型。忙しい日々の中でも、自分のペースで学びを進められます。価格は1万円前後が多いですが、質の高い講座が多く、投資する価値を感じられる内容です。

また、講師に質問できる機能もあり、疑問点を解消しながら進められるので、オンラインでも対面のような学習体験が可能です。

3. 無料講座も充実

基本的には有料講座が中心ですが、無料で学べるコンテンツも多数あります。例えば、「Web開発」の分野では、無料で視聴できる講座だけでも多く見つかります。これらの無料講座も評価が高く、安心して学べる内容が揃っています。

さらに、初めて利用する方には割引キャンペーンやセールが行われることもあり、高額な講座が特別価格で提供されることも。気になる講座を手頃な価格で試せるチャンスです。

3つのメリット

オンライン学習を活用する際の、特に魅力的な点を3つご紹介します。

メリット1. 高評価の講座が豊富

「JavaScript」などの人気分野では、評価が4.0以上の講座が多数揃っており、安心して学び始めることができます。質の高い講座が多く、選ぶ際に失敗しにくいのが嬉しいポイントです。

メリット2. 購入前に試し視聴ができる

講座はセクションごとに構成されており、一部の内容は購入前に無料でプレビュー視聴可能。講師の話し方や講座の進め方を事前に確認できるので、自分に合った講座を見つけやすくなっています。

メリット3. 口コミを参考に選べる

講座ごとに視聴者からの口コミや評価が掲載されており、実際に受講した人の意見を参考にできます。「初心者でも分かりやすい」「実践的な内容」など、レビューを参考にして、自分の目的に合った講座を選ぶのに役立ちます。

まとめ

オンライン学習は、忙しい中でもスキルアップを目指せる手軽な方法です。高品質な講座が豊富に揃い、自由なタイミングで学べるのが魅力。まずは無料の講座やお得なセールを活用し、自分に合った学びを見つけてみてください!

Autodesk

前の記事

BC30456エラー対処
Autodesk

次の記事

LNK1104エラーの対処法