.NET Framework から .NET Coreに移行する際、Windows Formsのレイアウト崩れを解決する

はじめに

.NET Framework から .NET Core への移行は、よりモダンで高性能なアプリケーション開発を目指す上で重要なステップです。

しかし、移行の過程で予期しない問題が発生することも少なくありません。その中でも特に多いのが、Windows Forms アプリケーションにおけるレイアウト崩れの問題です。

.NET Framework で正常に動作していたフォームが、.NET Core に移行した途端に見た目が崩れる、不要な線が表示される、フォントのスケーリングが適切に行われないなどの問題に直面することがあります。

本記事では、具体的な例として、.NET Framework 4.8 から .NET Core 8.0 への移行を行った際に発生した Windows Forms のレイアウト崩れの問題とその解決方法について詳しく説明します。移行プロセスにおけるトラブルシューティングの一環として、ダブルバッファリングの有効化と自動スケーリングモードの設定がどのように役立つかを解説します。

前提条件

・開発時のフレームワーク:.NET FrameWork4.8

・移行先フレームワーク:.NET Core8.0

・開発言語:VB.net

・upgradeを使用してフレームワークを.NET Core8.0にしていること(詳しくはこちら)

詳細

.NET Coreに移植が完了したプロジェクトのWindowsForm画面を確認したところ、不要な黒い線が入るなどレイアウトに問題が発生していた。

解決方法

フォームのデザイナーによって自動生成されるInitializeComponent メソッド呼び出しの後に以下2つを追加します。

Me.DoubleBuffered = True
Me.AutoScaleMode = System.Windows.Forms.AutoScaleMode.Font

イメージとしては以下のコードになります。

Public Sub New()
        MyBase.New()

        ' この呼び出しは Windows フォーム デザイナで必要です。
        InitializeComponent()

        ' InitializeComponent() 呼び出しの後に初期化を追加します。
        Me.DoubleBuffered = True
        Me.AutoScaleMode = System.Windows.Forms.AutoScaleMode.Font
    End Sub

プロパティの説明

①DoubleBuffered: ダブルバッファリングを有効にすることで、フォームの描画パフォーマンスを向上させ、ちらつきを防ぎます。

②AutoScaleMode: フォームの自動スケーリングモードを設定します。AutoScaleMode.Font に設定すると、現在のフォントサイズに基づいてフォームとそのコントロールがスケーリングされます。

.NET Frameworkから.NET Coreへの移植時に、DoubleBufferedとAutoScaleModeの設定は必須ではありませんが、特定の状況でこれらのプロパティを設定することで、描画パフォーマンスの向上やフォームの適切なスケーリングを実現できます。

まとめ

.NET Frameworkから.NET Coreへの移行時には、Windows Formsアプリケーションにおけるレイアウト崩れの問題が発生することがあります。これらの問題に対処するためには、DoubleBufferedAutoScaleModeの設定を適切に行うことが重要です。これにより、描画パフォーマンスの向上やフォームの適切なスケーリングが実現できます。この記事で紹介した手順に従い、移行をスムーズに進め、最適なユーザーエクスペリエンスを提供しましょう。

移行後も定期的にプロジェクトのメンテナンスを行い、新しい情報やベストプラクティスを取り入れることが大切です。

オンラインでコスパよく勉強するならこれ!

「新しいスキルを学びたいけれど、まとまった時間が取れない…」そんな悩みを持つ方にぴったりの選択肢が、オンライン学習です。プログラミングからデザイン、ビジネススキルまで、幅広い講座が揃う学習プラットフォームが注目されています。

このプラットフォームは、講師と学びたい人をつなぐ場として、多くの受講生が世界中から利用しています。さまざまなジャンルの講座があり、自分のペースで学習を進められるのが大きな特徴です。


いつでも学べる、オンライン学習の魅力

1. 世界中で利用される大規模プラットフォーム

このオンライン学習サービスは、世界中で多くの人に利用されています。13のカテゴリと21万以上のコースが揃い、フィットネスやマーケティング、音楽など、ITスキルだけでなく多岐にわたるジャンルから学びたい内容を見つけられます。例えば「Pythonを学びたい」といった具体的な目的があれば、すぐに適した講座が見つかりますし、トレンドに沿った最新のテーマにも簡単にアクセスできます。

2. 買い切り型で視聴期限なし

講座は一度購入すれば、視聴期限なしでいつでも見返すことができる買い切り型。忙しい日々の中でも、自分のペースで学びを進められます。価格は1万円前後が多いですが、質の高い講座が多く、投資する価値を感じられる内容です。

また、講師に質問できる機能もあり、疑問点を解消しながら進められるので、オンラインでも対面のような学習体験が可能です。

3. 無料講座も充実

基本的には有料講座が中心ですが、無料で学べるコンテンツも多数あります。例えば、「Web開発」の分野では、無料で視聴できる講座だけでも多く見つかります。これらの無料講座も評価が高く、安心して学べる内容が揃っています。

さらに、初めて利用する方には割引キャンペーンやセールが行われることもあり、高額な講座が特別価格で提供されることも。気になる講座を手頃な価格で試せるチャンスです。

3つのメリット

オンライン学習を活用する際の、特に魅力的な点を3つご紹介します。

メリット1. 高評価の講座が豊富

「JavaScript」などの人気分野では、評価が4.0以上の講座が多数揃っており、安心して学び始めることができます。質の高い講座が多く、選ぶ際に失敗しにくいのが嬉しいポイントです。

メリット2. 購入前に試し視聴ができる

講座はセクションごとに構成されており、一部の内容は購入前に無料でプレビュー視聴可能。講師の話し方や講座の進め方を事前に確認できるので、自分に合った講座を見つけやすくなっています。

メリット3. 口コミを参考に選べる

講座ごとに視聴者からの口コミや評価が掲載されており、実際に受講した人の意見を参考にできます。「初心者でも分かりやすい」「実践的な内容」など、レビューを参考にして、自分の目的に合った講座を選ぶのに役立ちます。

まとめ

オンライン学習は、忙しい中でもスキルアップを目指せる手軽な方法です。高品質な講座が豊富に揃い、自由なタイミングで学べるのが魅力。まずは無料の講座やお得なセールを活用し、自分に合った学びを見つけてみてください!