VB.NETでログファイルの差分を取得して処理する方法
はじめに
本記事では、VB.NETを使ってログファイルを読み込み、バッチファイルを実行し、その差分を取得して処理する方法について解説します。
ログファイルの管理や差分の取得は、システムの状態を把握する上で非常に重要です。特に、バッチファイルを実行して何らかの処理を行った後、その結果をログファイルで確認することはよくある作業です。私自身も実際の案件で使ったため備忘録として記載します。
VB.NETでのログファイル差分取得の手順
このセクションでは、具体的なコードを用いて、以下の手順でログファイルの差分を取得する方法を書きます。
大まかな処理と全体コードは以下になります。
順を追って説明します。
- ログファイルの読み込み
- バッチファイルの実行
- 実行後のログファイル差分を取得し、一行ずつ処理する
Imports System.IO
Module Program
Sub Main()
' 1. logファイルを読み込む
Dim logFilePath As String = "C:\path\to\your\logfile.log"
Dim logLinesBefore As HashSet(Of String) = New HashSet(Of String)(File.ReadAllLines(logFilePath))
' 2. .batファイルを実行する
Dim batFilePath As String = "C:\path\to\your\script.bat"
RunBatchFile(batFilePath)
' 3. 処理後のlogファイルを読み込み、差分を取得する
Dim logLinesAfter As String() = File.ReadAllLines(logFilePath)
' 差分を取得し、一行ずつ処理
For Each line As String In logLinesAfter
If Not logLinesBefore.Contains(line) Then
Console.WriteLine(line) ' 差分行を出力
' 必要に応じて、ここで差分行の処理を追加
End If
Next
End Sub
' バッチファイルを実行するメソッド
Sub RunBatchFile(filePath As String)
Dim process As New Process()
process.StartInfo.FileName = filePath
process.StartInfo.UseShellExecute = False
process.StartInfo.CreateNoWindow = True
process.Start()
process.WaitForExit() ' バッチファイルの実行が完了するまで待機
End Sub
End Module
1. ログファイルの読み込み
まず、処理対象となるログファイルを読み込みます。ファイルの内容は、File.ReadAllLines
を使用して取得し、最初の状態をHashSet
として保存します。HashSet
を使うことで、ログの差分を効率的に検出することができます。
このコードでは、指定されたパスのログファイルを読み込み、その内容をlogLinesBefore
に格納しています。
Dim logFilePath As String = "C:\path\to\your\logfile.log"
Dim logLinesBefore As HashSet(Of String) = New HashSet(Of String)(File.ReadAllLines(logFilePath))
2.バッチファイルの実行
次に、実行するバッチファイルを指定して、バッチ処理を行います。Process
クラスを利用してバッチファイルを実行し、その終了を待つことができます。
Dim batFilePath As String = "C:\path\to\your\script.bat"
RunBatchFile(batFilePath)
RunBatchFile
メソッドは以下の通りです。このメソッドはバッチファイルを非表示で実行し、処理が完了するまで待機します。
Sub RunBatchFile(filePath As String)
Dim process As New Process()
process.StartInfo.FileName = filePath
process.StartInfo.UseShellExecute = False
process.StartInfo.CreateNoWindow = True
process.Start()
process.WaitForExit() ' バッチファイルの実行が完了するまで待機
End Sub
3.ログファイルの差分を取得し、一行ずつ処理する
バッチファイルの実行後、再度ログファイルを読み込み、以前の状態と比較して新しく追加された行を検出します。この差分を取得して、各行を処理することができます。
この部分では、logLinesAfter
に読み込まれた新しいログの各行について、logLinesBefore
に存在しない場合に、その行を出力または処理します。これにより、ログファイルの変化を正確に追跡することができます。
Dim logLinesAfter As String() = File.ReadAllLines(logFilePath)
For Each line As String In logLinesAfter
If Not logLinesBefore.Contains(line) Then
Console.WriteLine(line) ' 差分行を出力
' 必要に応じて、ここで差分行の処理を追加
End If
Next
この方法の活用例
- システムの状態監視: 定期的なバッチファイルの実行後、ログファイルをチェックしてエラーや問題を自動的に検出する。
- ログ分析: 特定のイベントやアクションの発生回数をカウントして、システムの利用状況やパフォーマンスの指標を収集する。
- セキュリティ監視: システムログを監視し、不正アクセスや異常な操作を検出するトリガーとして利用する。
最後に
今回紹介したVB.NETでのログファイル差分取得の方法は、システム管理やデバッグ、セキュリティ監視など、さまざまな用途に応用できます。バッチファイルを使った定期的な処理の自動化と組み合わせることで、効率的な管理が可能となります。ぜひ、この手法を活用して、日々の業務の効率化に役立ててください。
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